性的行為を活発に行う若い世代に多くみられる尖圭コンジローマ - 新宿駅周辺の泌尿器科 3選ガイド

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性的行為を活発に行う若い世代に多くみられる尖圭コンジローマ

尖圭コンジローマとは?

ヒトパピローマウイルスの感染で生じるイボの一種が尖圭コンジローマで、性的行為を活発に行う若い世代に多くみられる症状です。
男性も女性も主に性器の外側にイボができることが多いのですが、このイボ以外の自覚症状がなくて潜伏期間が長いために、性感染症に気付かず過ごすことが多くあります。
その為に、気づかないうちに性的行為により感染が広がってしまう危険性があるので、疑われる時は泌尿器科などで早期の診察・検査を心がけることが大事です。

発症する原因はヒトパピローマウイルスの感染で、主に感染した方との腟性交・アナルセックス・スキンシップなどの性的行為でうつります。
極稀に、小さな子供が両親や医療従事者と接するなかで感染することがあって、出産時にお母さんから赤ちゃんに感染することで、のどにイボができることがあるのです。
原因となるヒトパピローマウイルスは遺伝子の型で、子宮頚がんなどの原因となる可能性があるハイリスク型とローリスク型があります。
尖圭コンジローマは、ヒトパピローマウイルスの6型と11型のローリスク型により発症するのです。

主な症状は性器や肛門周辺に生じる特徴的なイボで、ヒトパピローマウイルスに感染して約数週間~数ヶ月を経過して現れてきます。
イボは先の尖った乳頭状の独特な形をしていて、鶏のトサカ状やカリフラワー状など多種多様な状態で現れ次第に増えていくのです。
先にも触れましたが痛みやかゆみなどの自覚症状がないため気づかれませんし、男性の尿道の内側やへり、女性の膣の内側の辺りにできると、イボが目立たないため発見が遅れてしまうことが多くなります。
尖圭コンジローマと似たものに、男性の陰茎真珠様丘疹や女性の膣前庭乳頭腫が挙げられます。
どちらも良性疾患(先天的なもの)であり、治療の必要性もないものもあり、鑑別が重要です。

治療方法と予防法

尖圭コンジローマの治療方法は外科的療法と薬物療法の2つがあって、病変の大きさ・数・性状・再発傾向・治療歴などを考慮して、どちらかの治療方法を選択します。
外科的療法には、外科的切除・電気焼灼・凍結療法・レーザー治療がありますし、薬物療法は抗がん剤の軟膏などを用いた治療方法です。
このように治療は確立されていますが、どの治療法をしてもある程度は再発するので、ヒトパピローマウイルスの感染に対する予防が重要になります。
予防として最も力を発揮するのがワクチンで、日本でも女性に対してHPV6型・HPV11型・HPV16型・HPV18型のワクチンが承認されているのです。