泌尿器科で検査を受けてみよう
中高年の方に多い悩みが排尿障害です。
なんだかおしっこがしにくくなった、尿切れが悪い、尿漏れをしてしまうなどといった悩みは加齢と共に顕著になってくることがあります。
これらの症状やトラブルについて、生理現象や加齢のせいだと思い込んでしまい放置してしまうことがあるのですが、排尿障害などの多くは進行性のある疾患です。
特に前立腺肥大が原因の場合にはどんどんと症状が悪化してしまうことも考えられます。
最悪の場合は合併症を引き起こしてしまうケースもあります。
なんだかおしっこがしづらいな、尿に関してのトラブルが気になるなと感じたら泌尿器科で検査を受けてみることが肝心です。
元来日本の方はとても我慢強い傾向にあります。
悩みや不調を内に秘めてしまい抱え込んでしまいやすいのです。
泌尿器の悩みともなればかなりデリケートであり相談できないと感じる方も多いでしょう。
実際に泌尿器の悩みに関しては日常生活での排尿にとどまらず、性交渉などにも影響してくる問題です。
個人の自信やプライドなどにも影響してくることですので、不調を感じたらすぐにでも治療をうけることが望ましいでしょう。
また家族やパートナー、仕事の同僚などにも迷惑をかけないという意味でも、大事なケアなひとつと言えます。
風邪や熱などの病気については内科で診てもらうように、尿についても違和感や不調があれば泌尿器科で診てもらうという対応を行いましょう。
女性の場合は加齢に応じてとは限らず、若い頃からトラブルを感じてしまう方も多いものです。
特に女性は体のつくりの上で男性よりも尿道が短いという問題があります。
そのためもともとおしっこを我慢することが難しいのです。
また女性の場合は、妊娠や出産という身体におおきな変化がライフステージ上で設けられているため、泌尿器にも大きなダメージを受けてしまいやすいのです。
出産を機に腹圧性尿失禁などおしっこが漏れやすくなってしまうというトラブルを抱えてしまいやすい傾向にあります。
ふとした瞬間に漏らしてしまった、出産を機に漏れるようになってしまったと感じている方は泌尿器科で診察を受けることが肝心です。
おしっこのトラブルは泌尿器に感じている悩みを生理現象ととらえずにまずは専門医に相談してみることをはじめてみましょう。
多くのトラブルは治療することが可能です。
日常生活に支障をきたすレベルまで放置せずに速やかに相談することを念頭におき、検査を受けてみましょう。